じぶん向上委員会

シングルマザーが今よりも幸せを目指すブログです

なりたてほやほやシングルマザーが語る、離婚することのメリット・デメリット

「今の夫or妻と別れたい」

「でも子供いるし、そんな簡単に離婚に踏み切れない」

 

そんな方へ向けて、離婚経験者の私が語っていきたいと思います。

離婚したいけど、した後に後悔したくない。

そんなあなたのために、少しでも参考になれば幸いです♪

 

離婚するメリットその1:圧倒的自由を手に入れる

まず1つ目の大きなメリットは、これまで一緒にいて苦痛な相手から、おさらばできること!!物理的に離れることで、身体的にも精神的にも【自由】な状態になれることは、自分の人生を取り戻すことにおいてとっても大切なことだと思います。

今この記事を読んでいる方も、「離婚したい」と思っているのなら、何かしら相手への不満や我慢していることがあるということですよね。

 

私の場合、元夫(以下:もとお君)と暮らしているときは、相手から自分の行動が見張られている気がして、とにかく気が休まりませんでした。

私が掃除機をちょっと適当にかけようもんなら、「さっき端っこまでちゃんと掃除機しなかったでしょ」と言われて、ドキっ。他にも私が至らない点を見つけては指摘してきました。

 

性格の問題もありますが、私はちょっとほこりがあっても気にしないタイプ。ちょっと神経質で潔癖症のもとお君との生活は、家事のやり方や順番を指示されたり、できていないと注意されたりの連続で、全く気が休まらなかったんです。

 

それに加え、買いたい物や、行きたいところも意見が合わず、却下されるのは日常茶飯事。掃除しやすいコードレス掃除機は、「絶対コードありのほうが吸引力あるから」との理由で購入を却下。子供たちと行きたいディズニーランドも、「まだ行くのは早い、アトラクションを全部乗れる年齢になったら行きたい」という理由で却下。

 

結婚して相手がいるのだから、独身時代のようになんでも自分の思い通りにできないことはわかっていたけれど、それでも度重なる意見の衝突に撃沈し、徐々にストレスが溜まっていきました。

 

けれど、離婚したらそんな日常が激変しました。

 

自分のやりたいときに、やりたいように家事ができるし、横やりをいれてくる嫌な奴もいません笑!逆に、家事を放棄して子供たちと遊ぶこともできるし、念願のコードレス掃除機も買えたし、子供とディズニーランドへGO!計画も気兼ねなく進められる。かつて、無意識にもとお君の顔色を伺ってびくびくしていた私にとっては、画期的なことでした。

 

当たり前かもしれないけれど、「自分でいろんなことを選んで決定できる」ということは、幸福な人生においてとても重要なことです。「結婚生活は我慢が肝心だ」みたいな格言(?)がありますが、ストレスを感じる相手から解放されたことで、不必要な我慢からも解放され、今は本当に良かったと思っています。

 

離婚するメリットその2:健康なこころを取り戻す

 

これは、正直、離婚して私が一番感じたメリットです。

 

メリット1でも書いたように、結婚生活中の私の精神状態は、決して【良い】とは言えませんでした。ただでさえ会社の人間関係で疲れているのに、もとお君とは日常的に喧嘩が起こり、精神を消耗する日々。一番わかってほしい人にわかってもらえない辛さで、心がどんどん落ち込んでいきました。

 

もとお君との関係性が悪化したときは、さすがに心がポキっと折れかけて、精神内科の先生に「うつの初期段階にあります」と診断された時期もありました。

 

その時、もとお君にはウソをついて、「仕事で大変だから鬱っぽくなっちゃったみたい」という説明をして薬を飲んでいました。「本当は、あなたとの関係が原因だ」なんて、言う勇気は当時の私にはありませんでした。←言ってたら、「なんで俺のせいなんだよ」ってキレられてた気がする・・・そのくらい、もとお君に対して当時はびくびくしていました。

 

離婚した今は、理不尽に怒られる相手も、傷つく言葉を吐いてくる相手もいないので、一日の心が晴れやかな日が多いです。ずっと厚い雲に覆われいた私の心が、数年ぶりにすぅっと晴れていくのを感じました。

 

これは私がしみじみと感じたことですが、人生の幸せって、心が健康じゃないと成り立たないんですよね。健やかな心がすべての土台。体に悪いところがなくても、心が不健康なら不幸せ。ほんと、精神的安定って大切です。

私の心が安定したことで、なんとなく子供たちの笑顔が増えたような気もします。やはり親が幸せでないと、子供も幸せじゃないですよね。

 

もし今、ほかでもないパートナーのせいで不健康な心に傾いている方がいたら、あなたの幸せの為にも、そこから早く抜け出してほしいって思います。

 

離婚するメリットその3:強い自分が手に入る

 

まず「離婚する」って決めて実行に移すには、行動力やエネルギーが必要不可欠だし、時に人から批判をされる覚悟や、トラブルを一人で乗り越えなければいけない局面が必ずありますよね。

 

「離婚が済んだらめっちゃ痩せた(やつれた)」

 

って人が多いのも頷けます。

だってほんとに、経験してわかったけど、離婚するって色々大変なんですよね・・・

 

役所への書類提出、(自分が出ていく場合は)新しい住居の確保、引っ越しの手続き、荷造り、入居準備、子供の転校手続き、児童手当や学資保険の名義変更などなど・・・

隙間時間を縫って書類を記入し、役所や銀行へ行かなければならない日は、平日に有給休暇をとって出向いていました。また、新居で使う家電や日用品などは、できる限りすべてネット通販で済ませて、少しでも手間と時間を節約しました。

 

離婚をすると決めるとき、多くの方は世間体も気にするところだと思います。

 

私は田舎に住んでいるのですが、シングルマザーの家庭はそんなにいなくて、「ママ友に理解してもらえるかな」「親戚に嫌味を言われないかな」、「会社の人にバレたら気まずいかも」なんて、ナーバスになりました。

 

けれど、離婚すると決めた以上は、そういう不安とも向き合った上で跳ね飛ばすくらいの心意気が必要です。もともと決して強くない私でも、離婚手続きがすべて終わったときは、「あれ、ちょっとたくましくなった?」なんて、達成感のようなものを感じました笑 実際、周りからの心無い言葉も、自分の選択に迷いがなければ、気にならないものです。

 

離婚は生半可な気持ちではできませんから、強くなるのも当然といえば当然かもしれませんね。

 

と、ここまでメリットのみを述べてきましたが、ここからは離婚によるデメリットを説明していきたいと思います。

 

離婚するデメリットその1:生活費に苦労する

 

これは離婚するってなったときに、多くの方がひっかかるところだと思います。

特に、子供がいる場合。

 

いや、中には「あいつより稼いでるし、お金なんて全然心配しなかったよ!!」っていう強者もいらっしゃると思いますが 笑

 

私の場合は、離婚すると同時に長女が小学一年生になるという年だったので、それまで18時まで働いていた正社員だと、どうしてもお迎えが間に合わない(小学校と次女の保育園の2か所)という理由で、4月からは16時までのパートタイマーになりました。

当然月給も4万円くらい下がり、かなり少ない手取りで暮らしています。

 

厚生労働省の全国ひとり親世帯等調査によると、シングルマザーの平均年収は、243万円です。しかしそれは、ひとり親世帯がもらえる手当を含めての金額。就労による平均年収は、約200万円と言われています。そこから所得税や住民税、厚生年金などが引かれると、手取りは約13万円ほどになります。生活するのにギリギリの水準です。

 

私もそんな状態で、今はそこに養育費と、ひとり親世帯への手当を足した上でなんとか生活が成り立っている状況です。よく、ひとり親家庭と貧困が紐づけられてニュースで取り上げられますが、子連れ離婚だと、子供のことを考えた上で働き方を考えなければいけないから、どうしても給料が低くなりがちだと思います。残業で稼いだり、土日も仕事を詰め込む、ってことが難しいんですよね。

 

当たり前ですが、【生活していくのにお金は必須】です。それまでは、パートナーとの共働きでそこそこ潤っていた家計も、離婚によって厳しい生活を余儀なくされる可能性は十分にあります。

 

無鉄砲に離婚するのではなく、しっかり事前に生活費のシュミレーションをして、

生活できる!ってなってから踏み切ることを強くお勧めします!!

 

離婚するデメリットその2:子供がいる場合は子供に精神的負担をかける

 

これは悲しいかな、子供がいる上での離婚では避けて通れない問題です。

子供がまだ赤ちゃんだとか、逆に子供が大人で「早く離婚してよ」と言ってきている場合は除いて、それまで普通に「パパ」と「ママ」と暮らしてきた子供たちにとっては、いきなりどっちか別れて別々のところで暮らすという環境の変化は、ストレスに感じると思います。

 

我が娘は6歳と4歳ですが、離婚してマンションへ引っ越したばかりの時は、「なんでここに住まなきゃいけないの?」「前のおうちのほうが良かった」「4人で暮らしたかったのに」と泣くこともあって、その度に胸が押しつぶされそうになりました。

「ママとパパはもう一緒に暮らすことはできないんだ、喧嘩ばっかりしちゃうから」「パパと離れないと、ママは幸せになれないんだ、ごめんね、わかってね」と言いながら一緒に泣いたことも1度ではありません。

 

タレントのシェリーさんは、離婚する前に、離婚にまつわる絵本を子供に読み聞かせることで、パパとママが別々に暮らすということの理解を深めていったとおっしゃっていました。

 

離婚によって、少なからず子供へさみしい思いや戸惑いを感じさせてしまうと思います。これから離婚を考えられる方は、私があまりできなくて後悔したので、お子さんへの事前のケアを丁寧にしてあげてほしいな、と思います。

 

離婚するデメリットその3:頼れるのが自分だけになる

 

「これまでパートナーに頼ったことなんてねぇ!!」

「親と一緒に住んでるから一人じゃない!」

って方は、このデメリットはありませんのでどうぞ飛ばしてください笑

 

私は離婚後、子供たちと私だけでのマンション住まいなので、「私が急に倒れたら、この子たちはどうしたらいいんだろう・・・」という不安がたまに襲ってきます。それと、前まで夫に任せていた家電の配線や家具の組み立て、重たいものの荷物運びなどを、今度は自分一人でやらなければなりません。しょっちゅうあるわけではありませんが、この前はトイレの水の流れが悪くなって(結果的に故障だった)一人で焦り、窓の網戸が外れて付け直すのに30分も格闘し、こういったトラブル対処が苦手な私はかなり手間取ってしまいました。

 

「何か起こっても、私が何とかしなければならないんだ!」

「子供たちのためにも、倒れるわけにいかない!健康でいなければ!」

 

というプレッシャーはいつもどこかにあって、精神的負担を感じることもあります。

けれど、「何かあったら頼ってね!」と言ってくれる優しいママ友達や、車で10分のところにいる妹家族もいるので、あまり自分を追いこみすぎず、やっていこうと思っています。

 

まとめ

そんなこんなで、離婚することのメリット・デメリットをざっくりまとめました。

あくまで私の主観ですので、お役に立ったかどうかわかりませんが、私の場合はメリットのほうが完全に大きかったです。

 

離婚を考えられている方は、感情のままに突っ走るのではなく、一度冷静になって、自分にとってのメリットとデメリットを洗い出してみることがオススメです。そうすれば、自分が本当に離婚したいのか、また離婚するにはどの問題をクリアすればよいのかがハッキリしてきます。

 

あなたにとって、「離婚」という決断が幸せの入り口になりますように!